プロの介護職を目指す方法

医療業界や福祉業界と同様に介護業界もさまざまな資格があり、介護職の仕事を続けながらキャリアアップを目指せるのが大きなメリットです。
介護職のプロと認められるには、介護業界でただ一つの国家資格である介護福祉士の資格を取得することが必要となり、この資格により事業所内の介護職スタッフのスケジュール管理などのマネージメントのほか、サービス提供責任者や後輩スタッフの指導など、幅広い分野で活躍が期待できます。

資格取得を目指すには、福祉系の高校や大学、養成スクールなどを卒業する以外にも、介護職員初任者研修の130時間のカリキュラムを修了し、事業所に所属して介護業務を行ないながら、介護職員実務者研修の466時間のカリキュラムを終え試験に合格することで取得ができます。
初任者研修修了だけでは、介護福祉士の受験資格は得られないため、実務者研修を修了することが義務付けられ、さらに3年間の実務経験が必要なのがポイントです。
介護福祉士の試験は、13科目の筆記試験と実技試験があり、介護だけでなく社会福祉や医学一般などの幅広い知識を求められるため、それ相応の受験勉強を行なわなくては合格できません。
独学による受験勉強もできますが、介護現場での実務経験だけでは足らないことも多いため、講師から直接学習できる通学型の講座や空き時間を活用して学べる通信講座を受講するのが最も効率的な受験勉強ができる手段です。
講座も数ヶ月間地道に学ぶ長期的なものや試験前に集中する短期なものもあるので、自分のライフスタイルに合った講座を受講するのが良いでしょう。